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ポウジュとは
演出家の稲葉賀恵と翻訳家の一川華が「翻訳」という営みを探求する遊び場。
ポウジュは、英語の戯曲で頻繁に登場する[Pause]を赤ちゃん言葉のようにアレンジした造語。
堅苦しくならずに、自由に、無邪気に。
そんな心持ちで、翻訳と向き合ってゆきたい想いから名づけました。
2024年設立。
稲葉賀恵(演出)
演出家。日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業。在学時より映像作品などの創作をスタート。2008年文学座へ入所、2013年座員に昇格後、4月に文学座アトリエの会『十字軍』にて初演出。主な演出作品に『野鴨』『熱海殺人事件』(文学座アトリエの会)、『誤解』『私の一ヶ月』(新国立劇場)、『ブルーストッキングの女たち』(兵庫県立ピッコロ劇団)、『墓場なき死者』『母 MATKA』『加担者』(オフィスコットーネ)など。近年の作品に『幽霊はここにいる』(PARCOプロデュース)『ブレイキング・ザ・コード』(ゴーチ・ブラザーズ)、『クレバス2020』『季節はずれの雪』『音楽劇不思議な国のエロス』(ミックスゾーン)など。2023年、『加担者』『幽霊はここにいる』で読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞。
一川華(翻訳)
劇作家、翻訳家。幼少期をタンザニア、パキスタンで過ごしたことを機に、セクシュアリティ、人種や性差別、戦争や紛争をテーマに創作活動を行う。代表作に女性性器切除を取り上げた『風-the Wind-』ナイジェリアの赤ちゃん工場事件から着想した『人魚の瞳、海の青』、フランク・ヴェデキントの『春のめざめ』を現代に翻案した『東京版 春のめざめ』など。2021年『風-the Wind-』が第12回国際女性劇作家会議の公式プログラムに選出。近年は、英米戯曲・ミュージカルの翻訳家としても活動。近年の翻訳作品に『ロッテルダム』『Bad Roads』など。